レコードは果てしなく

好きなレコードや観たライヴのことを喋ります。'79年生まれ。

10's

ブックエンズのシングル三部作「カーニバル2020」「涙でちょうだい」「バイバイサマー」

関西も梅雨に入り、マスクの中はますます蒸し風呂状態で頭が沸騰しそう。そして、ジリジリと続くまるで終わりの見えないコロナ禍...この鬱屈した毎日を何とか乗り切るには胸のすくようなポップソングが必要だ。なので、私はブックエンズを聴く...ブックエン…

『丘をこえて』たけとんぼ

世の中は”平成最後の”祭り絶賛開催中、なんだか浮かれてる感じで終わりって気がしませんが。そんな中で、ロックスターのユーヤさんとショーケンが続けて逝ってしまうという悲しみと寂しさで頭が冷静に...やはりひとつの時代の終わりを感じざるを得ません。そ…

『rooftop talks』夢見る港

春ですね、春ですか?ここ最近の寒暖差の激しさになかなか身体がついて行けませんが、春先っていつもこんな感じでしたっけね。季節の記憶力が悪すぎて、思い出せませんが...。そんな今のこの気温よりあともう少し暖かい春らしい春になってくれたら、自然と聴…

『sweet twilight』 roppen

長い一週間だった...。火曜の関西への巨大台風直撃。労働中に1階のフロアに水が浸入してきたと思えば職場付近は見る見る冠水し、これはヤバイと2階に全員が一時避難、窓の隙間から見た水浸しの光景に背筋が凍る...帰りは信号や街灯が消え真っ暗闇でドブ川を…

「メトロノーム/アスリート」 CHAINS

twitterで流行している?「ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聴き続けている生涯のお気に入りアルバムを10枚」選ぶ企画のバトンが冬支度の安田支度さんから回ってきて、20代くらいまでに驚き愛聴していた盤を選びながら振り返りが楽しかった。では、ごく最近…

【PLAYLIST】『西村哲也、魅惑のギターサウンド』

相変わらず茹だるような熱すぎる夏は続きますが、そんな暑さを吹っ飛ばすにはエレクトリックギターに限る!というわけで、私の敬愛するギタリスト西村哲也さんの歌伴エレクトリックギター名演集プレイリストを作ってみました。しっかりと歌を支え盛り立てな…

『SILLY POPS』 bjons

猛暑を通り越して全くもってSILLYな夏なので、クーラーの効いた部屋で涼やかなPOPSを聴いて、おとなしく過ごしましょう(汗)。当ブログにおける西村哲也さんと並ぶ看板ギタリストと言えば、渡瀬賢吾さんですね。彼が参加しているアルバムはとにかく買っちゃい…

『Trickster Sessions』 西村哲也

グランドファーザーズ、BAND EXPO、三匹夜会、Only Love Hurts (a.k.a. 面影ラッキーホール)、メトロファルスにおけるバンドサウンドの肝。私のハートを最も熱くするギターヒーロー、極上のメロディーメイカー&アレンジャーであり深遠な詩人、そして、じわ…

『海が見えたら』 クララズ

はっぴいえんどとティーンエイジファンクラブが出会ったかのような風に乗ってどこまでも歩いて行ける名曲「コンコース」にハートを撃ち抜かれたのは2年前、未だ我が家のiTunesでは最多再生数を誇っているベストヒット。その年のクリスマスにコンピ盤に収録さ…

『嘘つきと音楽のはじまりに』 加藤千晶とガッタントンリズム

明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いします。って、新年のあいさつ遅すぎですが...このマイペースぶりが当ブログの売りです(言い訳)。気まぐれな更新は相変わらずなので、我慢強くこまめにチェックして頂くとありがたいです。さて…

『双六亭』双六亭

メリークリスマス!に乗り遅れ、もういくつ寝るとお正月。2017年は間もなく暮れる...そんな時期なので今年を振り返ろうとも思うけども、このレコードを聴いていると何だかお正月のことしか考えられなくなる。旧き良きニッポンのお正月。凧揚げ、羽子板、独楽…

『PASTORAL』 青野りえ

都会が似合う洗練された知性と美貌を兼ね備えたオトナの女性にいつだって憧れていますが、身分不相応すぎて近寄ることさえできない私です。恋するなんてとんでもない。リアルでは無理だとしても、レコードの中でだけでも、そんな高嶺の花の女性に恋に落ちた…

『ある日の続き』 吉上恭太

やっぱり秋はシンガーソングライターが似合うよね。なんて言いながら、70~74年くらいまでのシンガーソングライターのレコードを棚から引き抜く。という選択肢に、最近、もうひとつ増えた。70~74年くらいまでのシンガーソングライターのレコードか吉上恭太…

『It's no secret』 秘密のミーニーズ

やっぱり秋はフォークロックが似合うよね。なんて言いながら、60年代~70年代前半くらいまでのレコードを棚から引き抜く。という選択肢に、最近、もうひとつ増えた。60年代~70年代前半くらいまでのレコードか秘密のミーニーズ『It's no secret』か、どれに…

『Suburban Baroque』 カーネーション

夏の終わり~秋の入り口にカーネーションから飛びきりメロウなレコードが届いた。通算17枚目(毎度驚く)のニューアルバム『Suburban Baroque』。何と前作からわずか1年というハイペースぶりでこの充実ぶり、もう何度目のピークか分からないけども、とにかく…

【PLAYLIST】『SUMMER AOYAMA』

クーラーの効いた部屋で寝転がって高校野球を眺めながら寝落ちする...それが私の夏。朝まで世界陸上にもクールに燃えた!そんな夏の日射しに滅法弱い出来るだけ出掛けたくないインドア人間に心地良いサマーソング、と言えば青山陽一さんである。そのルックス…

My Summer Girl

”夏の出来事 みんな許せる”(南沙織) ”夏はいろいろです ほんとに”(麻丘めぐみ) ”いーじゃないの 夏なんだし”(星野みちる) 「夏の感情」南沙織(作詩:有馬三恵子/作曲・編曲:筒美京平/演奏:キャラメル・ママ 1974年) 「夏八景」麻丘めぐみ(作詩…

『SPEEDY MANDRILL』福岡史朗

つい先日6月10日、大阪天満宮の近くディープな音楽愛とご飯&お酒がすこぶる旨い音食堂酒場・音凪へ、福岡史朗+松平賢一+大久保由希のライヴを観に行った。お客さんと期待が満員御礼の中、来月発売される福岡史朗さんのニューアルバム『SPEEDY MANDRILL』収…

【私の好きな歌018】「LEXICON」MUSEMENT

我が家のiTunesには”YABE EXPO '16”なるプレイリストがある。昨年秋にリリースされたBAND EXPO『BAND EXPO』(9/28)、TRICKY HUMAN SPECIAL『黄金の足跡』(9/28)、柴山一幸『Fly Fly Fly』(10/5)、そして、MUSEMENT『Musement Fair』(11/23)の矢部浩志四部作…

『三匹夜会』三匹夜会

「この三人はメトロファルスの残党だから...」と思わず漏らしてしまうフロントマン気質ではない、ライオンメリィ、西村哲也、熊谷太輔というシャイで愉快な三人組、その名も”三匹夜会”。一夜限りのユニットかと思いきや、意気投合したのか毎年じわじわライヴ…

ジャック達@梅田ムジカジャポニカ 2017.2.12

今、何やら世間ではドラマ「カルテット」が話題らしいですが、当ブログで話題沸騰のロックすぎるカルテットと言えば、そう?ジャック達!そんな(悪)夢の4人組は最新で最高の傑作『JACK TOO MUCH』を引っ提げて、東京名古屋大阪と局地的なワールドツアーを敢…

『JACK TOO MUCH』 ジャック達 【後編】

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」楽しかったですね、ガッキー可愛かったですね(星野源は許せん(笑))。『JACK TOO MUCH』聴きすぎの私は、古田新太さんが一色進さんに見えて仕方ありませんでした。いやホント、古田さんは年々一色さんに近づいていると思う…

【私の好きな歌012】 「サンタ、今でも信じてる」クララズ

皆さまMerry X'mas!って遅いか、毎日がクリスマスだったらなぁ(by Roy Wood)。街は一気に年越しモードに変わるけども、クリスマスソングはいつだって聴けるんだよ。というわけで、日にちがズレようとも、クララズから最高に素敵なクリスマスソングが届い…

『JACK TOO MUCH』 ジャック達 【前編】

ロックリスナーとしての私の2016年を締めくくる白組の大トリは、日本のロックのぼくの伯父さん一色進率いるジャック達の新作4枚目のオリジナルフルアルバム『JACK TOO MUCH』!大階段から華々しく登場。その名の通り、ジャック達以上にジャック達としか言い…

【私の好きな歌010】 「Fly Fly Fly」柴山一幸

(しつこく言うけど)9月28日にBAND EXPO『BAND EXPO』とTRICKY HUMAN SPECIAL『黄金の足跡』、そのちょうど一週間後の10月5日にこの柴山一幸『Fly Fly Fly』、と怒涛のように傑作レコードがリリースされ、ロックリスナーな私的に2016年最も熱い週だった(全…

【私の好きな歌004】 「太陽の塔」BAND EXPO

BAND EXPOについては散々語ってますが、第二弾MV「太陽の塔」が届いたのでお知らせ。MVには先日のレコ発ツアーの模様、東京ラストワルツ公演のライヴ映像や大阪ムジカジャポニカ公演にまつわる写真が多数使われています。今どき珍しい(笑)手作り感満載のちょ…

【私の好きな歌003】 「明日はないのさ」ラリーパパ&カーネギーママ

”浪速のザ・バンド”と呼ばれた愛すべき若きおっさんバンド(だった)ラリーパパ&カーネギーママが二度目の復活をしている。嬉しい限りだ。何を隠そう(隠してもないが)田舎者の私はビビりすぎて、人生ライヴハウスデビューは23歳の時と遅咲きで、2002年9月…

【私の好きな歌002】 「my Sweet Surrender」鈴木祥子

ライターの雨宮まみさんの急逝が思いのほかショックで、いろいろ考え込んでしまう...。これを機にというのもなんだけど、その雨宮さんが鈴木祥子さんにインタビューした6年前の記事を読み返したり。ちょうど「my Sweet Surrender」発売時で、主に詞の側面か…

『黄金の足跡』 TRICKY HUMAN SPECIAL

ふと目を閉じれば、先月のBAND EXPO@梅田ムジカジャポニカの名シーンが瞼の裏に映ります。出来ることなら、もう一度時を戻したいくらいですが。第一部のソロコーナーでのTRICKY HUMAN SPECIAL(コーノカオルさん)も、じわりと印象的でした。歌心たっぷりの…

BAND EXPO@梅田ムジカジャポニカ 2016.10.29

今年一番待ち望んでいたと言ってもいいBAND EXPOの1stアルバム発売記念ライヴ大阪編、観てきました。レコードのあまりの傑作ぶりにこれ以上ないほど期待しましたが、それを軽く上回る最初から最後まで盛り上がり続けた素晴らしいライヴでした。ひと言、感無…