読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

レコードは果てしなく

好きなレコードや観たライヴのことを喋ります。

【私の好きな歌017】「バイバイグッドバイサラバイ」斉藤哲夫

私の好きな歌 70's 日本

先日4/9の三匹夜会(ライオン・メリィ+西村哲也+熊谷太輔)@拾得で、メリィさんが歌ったレオン・ラッセルの「タイトロープ」が忘れられない。以前、西村さんとクロシバ(黒瀬尚彦&シバ)でカヴァーしたことがあって、それも良い雰囲気だったけども、やはり、レオンが乗り移ったかのようなメリィさんが歌うと格別なものがある。拾得のピアノの位置の関係で、客席からはメリィさんの左後姿しか見えないのだけど、それがまた物寂しく切なかった。「タイトロープ」は私が生まれるずっと前のヒット曲(1972年)だそう。正直、このヘンテコリンな曲がなぜ大衆の心を打ったのかイマイチ分からなかったのだけど、メリィさんの歌とピアノを聴いていて、単純に、ああ素敵な曲だなぁ、泣ける、と腑に落ちた。

私が「タイトロープ」を聴くと、決まって頭の中で次に流れるのが、斉藤哲夫さんの名曲「バイバイグッドバイサラバイ」である。哀愁いっぱいのメロディーにはポール・マッカートニーがやりそうなラグタイムっぽい感じも入っているだろうけど、場末の寂れたサーカスみたいなアレンジは、「タイトロープ」と共通する匂い。そして、何よりも哲夫さんの絶妙に声がひっくり返る瞬間はレオンを彷彿とさせるものがある(というか、これほどまで声がひっくり返って様になるボーカリストはレオンと哲夫さんくらいしか思い浮かばない)。そんな綱渡りをしているかのように危うい歌唱には、人間の弱さ情けなさがとめどなく溢れ出し、それでも堂々と痛快に歌い切る。倍々グッときてしゃあない。演奏陣にはムーンライダーズ以前の若き岡田徹さん(24歳)や白井良明さん(19歳)がいて、録音もまたしっかり1973年の素直な音で素晴らしい。LPの哲夫さんがカバンを肩から提げて立っているだけのジャケットは、小西康晴さんがフェイバリットに挙げていたように思う。何から何まで、アナログレコードで味わうべし。

f:id:keisuke6:20170423100511j:plain

「バイバイグッドバイサラバイ」 斉藤哲夫
作詩曲:斉藤哲夫/編曲:瀬尾一三
from 『バイバイグッドバイサラバイ』(1973年)

※スカートの澤部渡さんは次作『グッド・タイム・ミュージック』が大好きだそうだ。それだけでも彼を信用できる。

【私の好きな歌016】「Sweet Little Lisa」Dave Edmunds

私の好きな歌 70's UK

イギリスで最も好きなバンドは?と問われれば、無難に、ザ・ビートルズと答えておこう。本心はロックパイル(Rockpile)なのだけど...説明するハメになりそうなので面倒臭い(汗)。デイヴ・エドモンズニック・ロウ、ビリー・ブレムナー、テリー・ウィリアムズ...スター性からは遠くにいるなんか地味な職人ロックミュージシャンによる4人組スーパーバンド、ロックパイルだ。時代はパンク&ニューウェイヴ、ちょっとオッサンの彼らはちょっと古臭いかもしれないロックンロールをゴキゲンにカッ飛ばした。ロックンロールと言っても、あまり不良っぽくなく、ロックンロールオタクが愛だけでやっている感じ。超ポップでどこか人懐っこい、のが何より好き。ロックパイル関連のレコードはどれも最高で、「恋するふたり(Cruel To Be Kind)」のニック・ロウ『Labour Of Lust』が大人気だろうけど、私的にはデイヴ・エドモンズ『Repeat When Necessary』を推したい。1979年6月リリース、嬉しいことに私が生まれた年月だ(『Labour Of Lust』は翌7月)。なんともテキトーなデザイン(と言えるのか?)のジャケットや、『必要ならばリピートしてくれよな』という名盤と呼ばれることを拒否するかのようなユルいタイトルがまたイカす(ホントか?)。デイヴ&ビリーのウキウキ痛快極まりないギターの掛け合い、ニックのスタイリッシュに熱くドライヴするベース、テリーのシャープすぎる爆裂ビート、79年のロックパイルは演奏の脂が乗り切っていて、それはもうキレキレの疾走感である(我が家のターンテーブルはちょいと速いので、ますます走っている)。とりわけA面5曲の充実度はハンパない、5曲目「Dynamite」のドカーン!と爆発音で終えるという愛嬌のある(ダサい)アレンジも含めて無敵状態である。4曲目の全くスウィートではない「Sweet Little Lisa」は、カントリーロッキンギターの名人アルバート・リーを大フィーチャー!指から煙が出るような息をつかせぬ速弾きに血沸き肉躍る。鮮やかに繰り出される麗しいトゥワンギーな音色にワクワクが止まらない。キング・オブ・快感。ギタープレイにも千差万別様々なスタイルがあるけども、私が一番アガるのはカントリーの匂いを感じさせるギタリストなんだろう。NRBQのアル・アンダーソンやラスト・ショウの徳武弘文さんとか、西村哲也さんもそうでしょう。あ、そう言えば、私の誕生日はチェット・アトキンスと同じだったりするので、もしやDNAに組み込まれているのだろうか...

f:id:keisuke6:20170419132704j:plain

「Sweet Little Lisa」 Dave Edmunds
(H. DeVito/D. Cowart/M. Cowart)
from 『Repeat When Necessary』(1979年)

※一色進さん率いる東京の名B級ロックバンド、タイツのアンソロジー2.5枚組ベスト盤『GIRLIC REPRICA』に収録されている未発表曲「テンプテーション・オイル」ライヴ音源では、徳武弘文さんがゲストでアルバート・リーにも負けない砂嵐のようなカントリーロッキンギターが聴ける。燃える!燃えまくる!世に出してくれて、ありがとう(涙)。

アルバート・リー・モデルのエレキギターの使い手、と言えば、ぶどう÷グレープの永井秀彦さんである。永井さんが持つとあの妙な形のギターが不思議とカッコ良く見え、強力なカッティングギターにもよく似合うんだ、これが。

※日本のロックパイルは?BAND EXPOだろうな、うん。

【私の好きな歌015】「燦々午後」加藤千晶

私の好きな歌 00's 日本

肌寒い日がずっと続いていて、春!となかなか言い切れないですが、今日はほんわか暖かくて外を歩いていて気持ち良かったです。そろそろでしょうか、そろそろでしょう。すると、聴く音楽も自然と春めいた歌を選ぶことが多くなってきますね。そんな中でも、加藤千晶さんの『ライラックアパート一〇三』というアルバムが、春の私にはとてもフィットします。現在の千晶さんのジャジーなテイストとはまた違って、このアルバムでは真っ当にポップスといった趣で。決して春のことを歌っているとは限らないですが、全体的なサウンドが燦々と午後に降り注ぐ春の柔らかな陽差しのよう。

「燦々午後」は、思いがけずファンキーでじわんとちょっぴり体温が上がる。クラヴィネットがブリブリとリズムを刻んで、バリトンサックスは地べたを這いつくばって響き、矢部浩志さんのドラムも粘っこく後を引く。思わず『カフーツ』の頃のザ・バンドが思い浮かんだけど、とは言え、あのむさ苦しさはあるはずもなく(笑)、どこかとぼけていてのんびりしているのが千晶さんのチャーミングな味。のどはカラカラ涙もカラカラ~♪のところなんかは、ほのかにはっぴいえんど的な風情もあったり。いつでも何気ないニッポンのヒトの暮らしを歌う千晶さん。そして、コーラが出てくる歌はもれなく好き(なんでだろう?)。三々五々あてもなくぼやーっと散歩する時にオススメ、のんべんだらりずむ。

f:id:keisuke6:20170329164924j:plain

「燦々午後」加藤千晶(2000年)
song written by 加藤千晶

drums:矢部浩志
sax:川口義之

produced by 鳥羽修、鈴木博文
recorded and mixed by 鳥羽修

※『ライラックアパート一〇三』には、「南雲通り交差点」というキラーチューンもあり!

【私の好きな歌014】「人生はそんなくり返し」井上順

私の好きな歌 70's 日本

一昨日、キング・クリムゾン「エピタフ」を荘厳にカヴァーしていることで知られるザ・ピーナッツの72年のライヴ盤『ザ・ピーナッツ・オン・ステージ』を遂に入手でき、あまりに素晴らしくてずっと聴いていたのだけど、その帯を見ると”さよならは突然に”(当時の最新シングル曲のタイトル)とあった。いつだってさよならは突然で、昨朝起きると、かまやつひろしさんが亡くなったとのニュースが...。憧れの人はたくさんいるけれども、とりわけ憧れの人だったので、ただひたすら哀しい寂しい。15年くらい前に、京都駅ビルビートルズ展(詳しくは覚えてない)があり、そのトークショーでかまやつさんのお姿を遠目に観た。正直、かまやつさんの本当の凄さを微塵も分かっていなかったので、芸能人を見た的な感じで...。当時大学生の私ははっぴいえんどが日本語ロックの草分けだと思い込んでいたのだが、その後GSに興味を持ち、GSのレコードをいろいろ聴いてからは、いやいやザ・スパイダースだろうと考えを改める。それどころか歴代のロックバンドの中でも、スパイダースが最も粋でカッコイイと思っている。何より私は、スパイダースにおけるかまやつさんの立ち位置が羨ましくて。スパイダースのオリジナル曲のほとんどをかまやつさんが書いているし、バンドのコンセプトもかまやつさんのアイデアなのだろうけど、世間的にはスパイダースと言えば、堺正章&井上順のバンドと思われている。そんなちょっと後ろにいる佇まいがイイ、素敵だ。最新の流行をセンス良く取り入れ軽やかに名曲を作り出す飄々としたソングライター、人柄が滲み出た個性的な味わいのある歌とギターもグッときて仕方がない。クールで温かい、真のお洒落さん。これからもきっと、永遠に憧れる。

かまやつさんの曲では「あの時君は若かった」「バンバンバン」「メラ・メラ」や「どうにかなるさ」「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」などの代表曲はもちろん好きなのだけど、今の心情で頭に流れるのは井上順さんに書いた「人生はそんなくり返し」。バート・バカラックを匂わせる美しく儚いソフトロック歌謡、我が人生の最愛の一曲と言ってもいい。かまやつさんのドリーミーでありながらどこか素朴なメロディーと順さんのハートウォームなボーカルが優しくロマンチックに溶け合う。そして、安井かずみさんの人生を謳った詞があまりにも鮮やかに切なくて、じわり胸打たれ涙する。苦しみ喜びをつみ重ね続いていく”人生はとても短くて長すぎる夢のよう”

f:id:keisuke6:20170303121544j:plain

「人生はそんなくり返し」井上順(1970年)
作詞:安井かずみ/作曲:かまやつひろし/編曲:井上孝之

ジャック達@梅田ムジカジャポニカ 2017.2.12

10's LIVE 日本 UK 一色進 GO→ST

今、何やら世間ではドラマ「カルテット」が話題らしいですが、当ブログで話題沸騰のロックすぎるカルテットと言えば、そう?ジャック達!そんな(悪)夢の4人組は最新で最高の傑作『JACK TOO MUCH』を引っ提げて、東京名古屋大阪と局地的なワールドツアーを敢行。しかも、今回は恐れを知らぬワンマンライヴで!私は最終日の大阪公演は梅田ムジカジャポニカにお邪魔しました。邪魔するんやったら帰ってくれ、あいよー。それにしても、ワンマンでやると報せを聞いたときは驚きで、というか、正直(集客やら集客やらの意味で)暴挙じゃないかと思ったのですが、直前に公開されたGO→ST海賊放送局ポッドキャストの居酒屋座談会の中で、一色進さんが呂律が怪しくもはっきりと「東京でやっているジャック達の濃厚なワンマンをとにかく地方の人に観てもらいたい」という強い想いを語ってくれて反省と胸熱、そして、実際にジャック達のワンマンライヴを初体験して、出てくる言葉はただひたすら、感動した!ありがとう!やっぱり私はロックが、ジャック達が大好きなんだなぁと改めて実感した次第です。

ジャック達/JACK TOO MUCH

ジャック達/JACK TOO MUCH

それでも超心配していたお客さんの入りなのだけど、予想以上に客席もイイ感じに埋まって、ホッ...。中には、『JACK TOO MUCH』でジャック達を知って初めてライヴを観に来たという方も何人かおられたようで、ファンとしてもなんかとっても嬉しい(ライヴの感想やどういうきっかけで存在を知ったのか訊きたいところですが)。これだけいてくれればもう盛り上がっちゃうよ、特に大阪はノせ上手だから、ジャック達メンバーも気持ち良く演奏してくれるでしょう。そして、開演前にはBGMで大音量で10ccやELOが流れていて(終演後はWINGS)、否が応でもテンションが高まったよ。デッド的サイケな空間にブリティッシュムードが混ざり合う中、ジャック達のワンマンショーの始まり始まり。

オープニングナンバーは豪快な肩慣らし「JUMPER」で、宙GGPキハラ弾き倒すヘヴィーにひしゃげるレスポールの響きで一瞬にジャック達ワールドへ引きずり込まれる。自然に湧き上がる大歓声!もうすでに最高なんだから(以降も曲が終わるたびに大歓声が続くことを想像してください)。ここからはマシンガンのように『JACK TOO MUCH』ナンバーが続いて行くよ、「カジュアル」「マイ・ベイビィ・アン」と怒涛の最新型ジャック達ロックンロール、ジャック・アンド・ロール、ジャックンロール!だ(今、思いついた)。「カジュアル」での大田譲&夏秋文尚リズム隊ご乱心、マイベイビ~ア~ン♪コーラスしないでいられましょうか。それにしても爆音だ。ムジカジャポニカは超パブロックなハコ、バンドサウンドが巨大な一塊となって飛び込んでくる60年代のモノラルレコードのような音響で、『JACK TOO MUCH』の楽曲にはバッチリ。最初から最後までアンプ直撃の爆風で痺れっぱなしだった。シビレチャッタ、シビレチャッタ、シビレチャッタョー(by植木等)だ。「飛ぶ前に跳べ」で座っていても軽やかに跳んで、「Stormy April Blues」での夏秋さんの奇怪なドラムビートに胸騒ぎ。この「Stormy~」や後でやる「アル・カポネ」なんかはレコードならではの録音をしている曲なので、ライヴ用バンドアレンジがまた雰囲気が違って楽しい。ジャーンジャンジャーン...え?この流れで涙ナミダの永久に名曲「暁ワンダーボーイか!あまりにさりげなく、不意を突かれた。終盤に取っておくかと思いきや、もったいぶらないのがジャック達流!?泣くより先にそのロック魂に感服。デヴィッド・ボウイへのレクイエムを一色さんがやるせなく狂おしく歌い上げると、ライヴは中盤に。ここで他のメンバーの歌唱をフィーチャーするコーナー、ジャック達の新名物ボーカル回し。「スキニー・スキニー」はキハラさんのレコードよりちょっとぶっきらぼうな歌、そこに絡む一色さんのどこかかわいらしいコーラスと荒々しく華を添えるギターソロにグッとくる(なんか愛情を感じるのよ)。続くニッポンの洋楽「The Time Has Come」での夏秋さんのボーカル(一色さん曰く、ブリティッシュ声)は意外と力強く、そして、何度も繰り出される鬼のドラムソロ!徹底的に夏秋スペシャル、オイラはドラマー、ヤ〇ザなドラマー♪現代の嵐を呼ぶ男(とても涼しい顔で)。私は以前から夏秋さんのドラミングは理数系というイメージがあって、鋭くしなやかなビートが理路整然と変態的で暴れる。特に『JACK TOO MUCH』の楽曲(レコードでもライヴでも)では、それがもう容赦なく大爆発してるように思うのだけど、どうだろう?そんな夏秋さんに呼応していつも以上に攻めのグルーヴを生み出している大田さんが穏やかに優しく歌う「Silly Girl」、誰よりも安定したボーカルに安心と信頼感。会場がほっこりしたところで、旧譜からももちろんやります「地下室のエミリー」「MY BEAUTIFUL GIRL」。いつだってずっとジャック達は名曲ばかりなことをサラリとアピール。「~エミリー」の美しすぎる文学的詩情、「MY BEAUTIFUL~」間奏の一色さんのギターソロにはどうにも胸掻きむしられてしょうがない。「君は2こ上」は聴くたびに好きになる曲で、生演奏ではそのオトナの恋物語がますますリアリティを帯びてくる。一色さんが「カラオケに入ってたらなぁ」と言っていたが、確かにカラオケで歌いたいな。砂埃舞うロック讃歌「アーケード・カスケード」からはもうどんどんエモくなっていく。前述のとおり痺れっぱなしの夜だったけども、個人的に最も痺れたのはアル・カポネかもしれない。野球DJ中嶋勇二さんが件の居酒屋座談会で「いきなりRYDEENが始まったかと思いました」と仰ったように、レコードでは打ち込みのリズムなのだけど、ライヴはもちろん生ドラムで。チッチキチッチキ、これがまたカッコイイのなんの。頭のト・キ・オならぬシ・カ・ゴ!はレコードよりも強調(笑)、途中にはウ・メ・ダ!も飛び出た。妖しい色気を振りまきながら、とにかく凄まじい疾走感。後半は思わず松田信男さんのピアノソロが脳内ダビングされ、レコードではカットアウトで終わるのをジャジャジャジャン!でエンディングもバシッとキまった。それでもって、お次は怪物「プラスティック・トイ」だ。東京や名古屋で観た人の口々からヤバイの声を聞いていたが、マジでヤバかった...。レコードのバージョンには無いサイケなパートが追加され、一色さんのトチ狂ったかのようなシャウト!更に破壊的で狂乱のハードロック地獄。スーパーヘヴィー級のグルーヴに宇宙の果てまで投げ飛ばされ、意識が遠のいたまま本編最後の「天国行き最終列車」へ。出だしの一色さんのカッティングギターは軋む車輪のようで、大田さんのぶっとく弾むベースはゴオゴオと黒い煙を上げている。完全にトドメを刺された私は、タイトルの通り天国へ逝った...チーン。本編は休憩なしのぶっ通し(そうじゃなきゃTOO MUCHじゃない!という意思の表れ)だったので、ここまで改行なしでお送りしました。

さて、ジャック達のライヴの醍醐味の一つは、一色師匠の愉快なMCなのだけど、今回はワンマンというだけあってMCもたっぷり。とは言え、喋る分量も適度でライヴの勢いを止めることはなく、むしろ、笑いで勢いを活性化させていた。って、そんな分析してどうする(笑)。「ここで水を飲むということは、サビで休符がないからなんですね。死ぬかと思った」「あと10年くらいしたら、一番若いナッキーが...(以下自粛。某先輩バンドのファンの方から、ヒドイー)」「ちょっとチューニングします...アーッ!アーーーーッ!(ギターじゃないのかよ)」や一色家の”たとえば♪”ブームなどなど百発九十八中くらいで会場爆笑。白眉だったのは、「大田くん、背中掻いて」からの伸びる孫の手(わざわざ用意している)によるジミー・ペイジボウイング奏法のくだり。笑い死んだ。孫の手をギターに叩きつけたら、本人の想像以上にあまりに見事に鳴るので、調子づいてしつこく何回も。ギィーン!ギィーン!一色さんのギターが最も麗しく鳴った瞬間だった(爆)。

「拍手すれば出て来ると思ってるでしょ?犬じゃないんだから」アンコールはダブルで。まずはGO→STの歌姫えみコバーン(from大なり><小なり)を迎えてブロッコリー」「禁断のチョコレート・エンジェル」を。彼女は達者なコーラス(叱り)だけでなく激しいヘッドバンギングやダンシングで大いに盛り立てる、「ブロッコリー」間奏の着信音ノイズは実際にスマホを使って。いっぺんに見栄えも音も華やかになる。冬のGGPエレキギター祭りスーパーソニック・トースター」は、間奏の一人二役のギターソロがやはり燃える、焼け焦げる。キハラさんのレスポールの鳴りはジャックンロールの肝で、とりわけ『JACK TOO MUCH』のギターリフやソロはギンギンに冴え渡っていると思う。いよいよ名実ともにギターヒーローと言ってもいいのでは。一色さん(テレキャス)の特異なギターワークも磨かれていて、キハラさんとのコンビネーションは無敵状態に突入だ。そして、最後の最後は重厚なロック交響曲「エルドラド」。”もうすぐみんなgood by 誰でもいつかgood by 救われても救われなくても”ズシリと胸に響くサヨナラの歌だ。永遠に終わってほしくなかったが、ライヴは終わる。心を震わす素晴らしいライヴであればあるほど儚い、今宵その夜。


ジャック達「JACK TOO MUCH TOUR 2017」
2/12(日)@大阪 梅田ムジカジャポニカ
出演:ジャック達(一色進/宙GGPキハラ/夏秋文尚)&大田譲(from CARNATION)
   えみコバーン(from 大なり><小なり)
開場18:00・開演19:00

01. JUMPER
02. カジュアル
03. マイ・ベイビィ・アン
04. 飛ぶ前に跳べ
05. Stormy April Blues
06. 暁ワンダーボーイ
07. スキニー・スキニー
08. The Time Has Come
09. Silly Girl
10. 地下室のエミリー
11. MY BEAUTIFUL GIRL
12. 君は2こ上
13. アーケード・カスケード
14. アル・カポネ
15. プラスティック・トイ
16. 天国行き最終列車

en1. ブロッコリー(with えみコバーン)
en2. 禁断のチョコレート・エンジェル(with えみコバーン)

en3. スーパーソニック・トースター
en4. エルドラド


※終演後はメンバーとのチェキ会(1枚500円の良心価格)でもうひと盛り上がり(笑)

【私の好きな歌013】「スケート野郎」ザ・ジャイアンツ

私の好きな歌 60's 日本

あ、明けましておめでとうございます!引き続き、ごゆるりとヨロシクお願いしますね。今年も皆さま健康で、ステキなレコードと出会えますように。

それにしても、急激に寒くなってきましたね。こんな日にはスケートリンクにでも出かけて...と言いたいところですが、球技は割となんでもこなせても、足元不安定系のスポーツはまるでダメな私。スケートという選択肢は出来れば避けたいタイプ。なのですが、この(「ケメ子の唄」で知られる)ザ・ジャイアンツの「スケート野郎」は狂ったように好きなのです。本年1発目に紹介するにはあまりにもカルトすぎる珍曲で、どうもすみません。熱狂的なコレクターが集うカルトGSの世界ですが、某ヤ○オクで誰とも競らずにすんなりゲットしたのは運が良かったのかどうなのか(笑)。すっかり我が家の宝物です!?

GS=グループサウンズというのも掘れば掘るほどホント面白くて。本場のロックミュージックを誤解して誤解して誤解して変な方向にエネルギーが暴発してしまったロックもどき歌謡は、79年生まれの私には謎の刺激でビンビン響きます。そんな中でも、この曲はズバ抜けて馬鹿馬鹿しいです(爆)。スケート野郎が颯爽とした滑りで女の子をかっさらう歌、意味を求めるなんて行為はやるだけ無駄です。ただ、そのやたらに溌剌とした歌と演奏に身を任せるのみ。大見得を切って歌い上げる ”俺たちゃ紳士だ 手袋してる” で私は必ず死にます。愛くるしい?キラーチューン。


f:id:keisuke6:20170123100950j:plain
↑平和ですなぁ

「スケート野郎」ザ・ジャイアンツ/B・Mシンガーズ(1968年11月)
作詩:佐伯孝夫/作編曲:寺岡真三

『JACK TOO MUCH』 ジャック達 【後編】

SONG 10's 日本 UK 一色進 GO→ST

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」楽しかったですね、ガッキー可愛かったですね(星野源は許せん(笑))。『JACK TOO MUCH』聴きすぎの私は、古田新太さんが一色進さんに見えて仕方ありませんでした。いやホント、古田さんは年々一色さんに近づいていると思うのですが、どうでしょう?って、一色さんのことを知っている人がこの世にどれくらいいるのか?という話ですが。知らぬは恥だが役に立つ、いやいや...まぁ一色さんのことはともかく、ジャック達の『JACK TOO MUCH』はそれこそTOO MUCHなくらいたくさんのロックリスナーに知ってほしい聴いてほしいロックの名盤なのです(本心は、私だけのものにしておきたいけど)。あなたにとってのロックとは何?と問われれば、四の五の言わずにスッとこのレコードを差し出し、聴けばわかるよ!とスパッと言い放ちたいところですが、四も五も言ってしまう私です。後編はお馴染み?全曲感想、遠慮なくTOO MUCHに行きますよ。併せて、一色さんの全曲解説(これまたTOO MUCH!)も読んで頂くと面白さ百倍です。

go-st.net

01. 暁ワンダーボーイ / Wonder Boy On The Red Moon
一音一音、厳粛にかき鳴らされるロックギターの調べで幕を開ける『JACK TOO MUCH』。2016年は大物アーティストの訃報がとにかく多い一年だったが、中でも年始のデヴィッド・ボウイの死はショックだった。ボウイの音楽に興味はあるがイメージしかないし、特別な思い入れがあるというわけでもないのだけど、かなりズシーンと来た。私の敬愛するミュージシャンはボウイの影響をモロに受けている世代の方が多いので、その打ちひしがれている顔が思い浮かんで仕方ないのだ。一色さんもそのひとり、その想いを歌にしないでいられない(振り返れば、前作の「明日、さようなら」「Snow Storm Warszawa」もそうだった...)。ボウイへのレクイエムソング、まるでボウイが天国から降りてきたような宇宙まで拡がる壮大なロックバラードだ。一色さんの哀しみの熱唱を支えるキハラさんのヘヴィーに心のこもったギタープレイにはミック・ロンソンが乗り移っている。あまりにも名曲だが切なすぎる、どうにも胸が掻き毟られる。それはもう真剣に聴くと泣いてしまうので、ぼんやり聴いている。ふと思い出した、一色さんのラジオ番組GO→ST海賊放送局(終了)で、一色さんが夏秋さんに今度ジャック達でこういう新曲をやりたんだと言って、ボウイの「Velvet Goldmine」をかけていた。そして、何やらこの曲の断片は昨年の大なり><小なり&一色ソロレコ発ツアー中に形作られていたそうだ。メドレーでヘイ・ジュードをヘイケ~イ~♪と大合唱したあの馬鹿馬鹿しい(褒めてます)「閉経ベイビー」とか歌っていたような時に、こんな王道の素晴らしい一世一代の名曲を生み出そうとしていたのかと想像すると、奇才ソングライターの精神状態は理解できません(笑)。

02. マイ・ベイビィ・アン / My Baby Ann
一音一音、やんちゃくれにかき鳴らされるロックギターの調べで幕を開ける2曲目。ある意味ジャック達らしからぬバラードから、思い切りジャック達なロックンロールに繋がる快感よ。シンプルにイカしたビートロックに見せかけて、突如としてラテン調になる珍妙な展開や、ズッコケ三人組のドジなコーラスはカルトGS感満載。これぞ永遠のB級ロックバンド、ジャック達!最高すぎる。この曲は昨年1月の通称GO→ST祭りで新曲として初披露されたのだけど、その帰りの最終電車で幸運にも一色さんと柴山一幸さん!(出演者だった)に遭遇し、目の前で生GO→ST海賊放送局が観れた(一生の良き思い出)。一幸「新曲の歌詞がめちゃくちゃいいですね!」私「えっ、聴き取れたんですか?」と思わず突っ込んでしまったが(笑)、ありふれてるけどありふれてない言葉表現は一色さんならではのただのラヴソング。それでもって、一色さんにこっそりアンという女の子のモデルが誰なのかを教えてもらった。もちろん言いませんけどね、ふふふ...

03. カジュアル / Casual
間髪入れずに、超ジャック達節のゴキゲンでカジュアルなロックンロールが続きます。冒頭の、アッ、アッ、アッ、アー、オーイェー♪喉が詰まってるんでしょうか?最狂のロックシンガー。最狂と言えば、一色さんの弾くずーっとミョンミョンミョンミョン鳴っているエレキシタールも。一体どうやって弾いているのか分かりません。そんな本物のような偽物のようなサイケデリック感、後半の怒涛のリズム隊の暴れっぷり、ロックの乱痴気騒ぎへようこそ。

04. スキニー・スキニー / Skinny Skinny
一転してしっとりした切なく美しいバラード、歌うのは宙GGPキハラさん。前作『JOYTIME』に収録された「物憂げ」がキハラさんのリードボーカルデビュー、まだ恐る恐る歌っている感じ(サウンドに埋もれてボーカルがあまり聞こえない)だったけれど、ここでは正面切って歌っている。堂々と頼りない、それがもう泣ける。私が女性だったら、構ってあげなきゃと思うかもしれない。後奏のキハラさんのギターソロがまた歌い上げているんだなぁ。間奏の一色さんのエモすぎるギターソロも素敵な涙の演出だし、夏秋さん弾くメロトロンの幽玄ロマンチックな響きも実に効いている。このアルバムのハイライトと言ってもいいくらいの名曲に仕上がっている。

05. ブロッコリー / Broccoli
そんなスウィートな余韻をぶち壊すかのように、素っ頓狂で奇っ怪な曲をぶち込んでくるのがジャック達の流儀。鬼ころしが似合うアイドル麥野むぎさん(パンタンシノワ)を迎えたデュエットナンバー。カリフラワーを買ってきてと頼んだのにブロッコリーを買ってきた彼(一色さん)への彼女(むぎさん)の”んあああああ~”という言葉で表しきれない異常な呆れ声。とにかく一色さん(61)、めちゃくちゃ怒られている、のが痛快。むぎさんのアンニュイな歌声はジェーン・バーキンのようだが、一色さんはセルジュ・ゲンスブールより情けない。そんな愛すべきだらしなさに憧れる...のはどうかと思うが。※間奏で思わずケータイを探さないように注意!(特にバイブレーションにしてる人)

06. 飛ぶ前に跳べ / Jump Before Fly
見るまえに跳べ、は岡林信康だったか。”飛ぶ”と”跳ぶ”の違いはいかに?他の曲に比べるとイマ風なギターサウンド、と言っても90年代のパワーポップの質感だろうか。そこに絡むウーランランララ~♪という古めかしいコーラスがなんだか微笑ましい。一行目のシェークスピアの有名なフレーズ”to be or not to be”の一色さんの舌足らずな発音がすこぶるキュートなのだが、”to be”はもちろん次に来る”跳べ”と韻を踏んでいる。その後の”神戸、そして長崎”はなんだかムード歌謡のようだ。洋楽の歌詞の様式美を意識しながら、中にものすごくベタついた日本語を絶妙に混ぜ込むのが一色さんの詞の特異な素晴らしさ。

07. 君は2こ上 / You Are 2 Years Older
「カジュアル」でティーンエイジャーの恋愛を歌っていたかと思えば、ここで描かれるのは秘めやかな老いらくの恋だ。この振れ幅たるや!もちろん一色さんの年齢だからこそ歌える歌なのだろう。ロックの世界だって年相応のラヴソングがあって然るべきで、それって年下から見ても断然イケてるし、無理して若作りした音楽なんて求めてない(反対に、無理して年を取ろうとしてる音楽は好き)。ロックは十代のモノというのは昔の話、いくつになろうがロックに夢中でいたい。って、そんな大真面目に語るような大それた曲ではなく(一色さんも面白おかしく書いてるだけだと思う)、ささやかに色っぽい哀愁あるポップナンバー。

08. The Time Has Come
フェードインで現れ、勇ましくドラムが鳴り響き、と思いきや儚く透明な歌声で歌い始めた夏秋さん!しかも、英語詞だ。ファンの間では、ジャック達は外タレ扱いだが、とうとう正真正銘に外タレになった?瞬間だ。知らない人が聴いたら、きっと洋楽にしか聞こえないだろう。元々一色さんの書くメロディーは洋楽臭が強い(というか洋楽臭そのもの)とは思っていたが、こうやって英語詞で聴くと身をもって実感できる。「想い出の渚」のザ・ワイルド・ワンズの1stアルバムに入っている英語詞のクールなビートナンバーがあるのだけど、それを思い出した(「All Of My Life」テープ逆回転ノイズを導入している、67年。マニアックな例えですいません)。

09. Stormy April Blues
60年代のロックの名盤にインドものは欠かせない、であれば当然ジャック達もやる。漂うエキゾチックなサイケ感はアルバムのユニークなアクセントになっている。また、この何とも言えない倦怠ムードには一色さんのくたびれたボーカルがよく似合う(同系統の曲ではミニアルバム『RoMAnTic LaBoRatORy』収録の「砂漠のモノレール」もグレイト!)。こんな土着的な曲で、後半いきなりデジタルビートが被さって来るのはスタジオマジックというか何と言うか...タダじゃ済ませられない、TOO MUCHで歪んだサービス精神こそがジャック達、なのである。バックトラックのほとんどは夏秋さんの手によるものらしい、そう、夏秋さんもまた奇才だ。

10. プラスティック・トイ / Plastic Toy
何も言いますまい、男は黙ってツェッペリン!なのだ。言っちゃうけど。鈍く光るギンギンギラギラな爆撃電気ギターで身体中大火傷、またしてもミョンミョンミョンミョンけたたましい電気シタールに脳が痺れ、ドッカンドッカン乱れ打つ狂暴なドラムビートは連続ドロップキックになって胸に直撃腰砕け、トドメは音割れ寸前まで押し出したブンブン振り回すスタン・ハンセンのウエスタン・ラリアットのような極太ベースグルーヴを真芯で食らい、死亡。不謹慎だけど、ロックで死ぬなんて最高じゃない!?一色さんのロックボーカルはさすがにロバート・プラントとはいかないけれど、それとはまた違う形で、バッチリ様になる一色さんはやっぱり凄い。ヘロヘロなのになんでこんなカッコイイのか?永遠の謎だ。とにかくフルボリュームでお楽しみください。

11. Silly Girl
そんなスタン・ハンセン?は実は気の優しいおじさんだった。凶悪ハードロックに続くのは、大田譲リードボーカル(もはやサポートじゃない)の心温まるほっこりナンバーだ。おバカさん♪と野太い声で子犬を抱きしめるようにかわゆく歌う大田さんに悶絶している大田女子が多数出ているらしい!?”Silly Girl”が”尻軽”に聞こえ、”Oh Silly Girl”が”お尻が”に聞こえるのがまたかわゆい。ラヴリー極まりなし。一色さんが歌詞提供(作曲:西村哲也)した大田さんが歌うグランドファーザーズ「恋の元素記号」も併聴されたし。

12. アル・カポネ / Al Capone
これ朝から書き始めてるのですが、さっき紅白歌合戦始まりました。わぉ、審査員でガッキー出てるし!実はアル・カポネはガッキーがモデルで、って違うから。これはアル・カポネ(有名なギャングですよね)と呼ばれる妖艶で近づくと危険な女の歌。打ち込みのリズムをバックに、シネマの盟友・松田信男さん(ミックスも見事!)のドラマチックでマッドなクラシカルピアノ演奏がまるでオペラ座の怪人のよう(よく知らないけど)。うっとり聴き惚れている途中でカットアウトされてラストナンバーへ。

13. 天国行き最終列車 / Last Train To Heaven But I Don't Know Where To Go
最後は、巨大な車輪を軋ませ黒い煙を吐き出しながら天国へ逝くロックトレインソングだ。スーパーヘヴィー級な演奏で、ここでもベースは凄まじい唸り声を上げている。背筋がゾクゾクするようなフィナーレ。激情のJACK TOO MUCH劇場・完

今作はリズム隊を同時にレコーディングしたおかげだろうか、グルーヴの一体感と躍動感がハンパない。特にベースを強調したミックスも相まって、転がり落ちる爆弾岩のようなグルーヴが物凄い勢いでスピーカーからこちらに突進してくる。そして、キハラさんのギタープレイがこれまで以上にキラめいているように感じる。リフ、ソロともにレスポールの男の色気漂う鳴りの良さ、胸を打つ名演がたくさん生まれている。このバンドサウンドを一言でまとめれば、ただの最高にカッコいいロック。という、書き忘れたことを無理やり追記して全曲感想終わり。ご清聴ありがごとうございました、今後とも呆れずによろしくお願い致します。

ジャック達/JACK TOO MUCH

ジャック達/JACK TOO MUCH

『JACK TOO MUCH』ジャック達(2016年)

01. 暁ワンダー・ボーイ Wonder Boy On The Red Moon
02. マイ・ベイビィ・アン My Baby Ann
03. カジュアル Casual
04. スキニー・スキニー Skinny Skinny
05. ブロッコリー Broccoli
06. 飛ぶ前に跳べ Jump Before Fly
07. 君は2こ上 You Are 2 Years Older
08. The Time Has Come
09. Stormy April Blues
10. プラスティック・トイ Plastic Toy
11. Silly Girl
12. アル・カポネ Al Capone
13. 天国行き最終列車 Last Train To Heaven But I Don't Know Where To Go

JACK-TATI
SUSUMU ISSIKI: vocals,guitars,keyboards
FUMIHISA NATSUAKI: vocals,drums,keyboards
HIROMU GGP KIHARA: vocals,guitars
And
YUZURU OTA(CARNATION): vocals,bass

NOBUO MATSUDA: keyboards
MUGI MUGINO(PANTINCHINOIS): vocals