レコードは果てしなく

好きなレコードや観たライヴのことを喋ります。'79年生まれ。

SONG

「コンコース」クララズ

バレンタインデーにリリースされたクララズのニューシングル『コンコース』をずっと聴いている。まるで以前から知っているかのようだが、クララズのことは今回初めて知った。クララズとはズと言いながら一人ユニットである。おそらくroppenのギタリスト渡瀬…

「Rock'n' Roll お年玉」ジャックとしのぶとしょうこ達

2016年ですね。明けましておめでとうございます。 旧年中はたいへんお世話になりました、今年もひとつよろしくお願い致します。 相変わらずマイペースに好き勝手に書いていくつもりです。 皆さまが健康で、素敵な音楽の出会いがありますように。さて、音楽愛…

『フレット』大なり><小なり 【後半】

大なり><小なり『フレット』好評発売中!というわけで、予告通り後半は全曲感想やっちゃいます。いかんせん14曲もあるので、もう大変です(汗)。誰に頼まれたわけでもないですが...。おっと、その前に、まずはメンバー紹介をしておきます(?)。ボーカル&ギ…

『フレット』大なり><小なり 【前半】

待ちに待って待った“大なり><小なり”(ロックバンドです)の1stアルバム『フレット』がついに到着。パンパンに膨らんだ期待感に包まれながら、正座をして再生ボタンを押したら、2秒で中毒である。聴き始めたら止まらない(ニヤケ顔も)、聴いてなくても頭…

『旅の途中』roppen

あのクソ暑かった夏はどこへやら、意外に残暑も厳しくなく、あっという間に秋がやって来た気がする今日この頃。不思議なもので、秋になれば自然とフォーキーな音楽を求め始める我が習性。ノスタルジーに浸りたい、黄昏れたいんや。そんな気分にジャストフィ…

『壊れたカセットはA.O.R.』ダンボール・バット

我が家の今年の夏はコレで決まり!なのだ。“狂っているのはアナタのほう”というある意味キャッチーなフレーズで始まるこのレコード。今を生きていて、狂っていると感じることが日に日に増えてきているような気がする。世の中が狂っているのか、あなたが狂っ…

『a Beautiful Day』的な...

猛暑が続いて嫌んなっちゃいますが、皆さまいかがお過ごしでしょう。全力で暑中お見舞い申し上げます。とにかく、死の危険さえ感じるクソ暑い日には気分からまず涼しくしておきたいものですが、そんな時に効果てき面なレコードがカーネーション『a Beautiful…

『ア、町あかり』町あかり

ハ、ハマッている。完全にハマッている。ロックと同じく(昭和の)歌謡曲を愛する私にとって、彼女の登場はめちゃくちゃ痛快、特大ホームラン級である。私が町あかりという歌手がいると認識したのは、2年前の面影ラッキーホールがOnly Love Hurtsに改名リニ…

【復刻】『MY BEAUTIFUL GIRL』ジャック達

朝からジャック達の1stアルバム『MY BEAUTIFUL GIRL』を聴きながら、そっかぁ2005年リリースだから今年で10年かぁ、一色進さんの音楽に出会ってから10年かぁとふと思って、しみじみしております。このアルバムにはロックバンドの1stアルバム特有の粗削りなキ…

『Spring Has Sprung』遊佐春菜

私ツイッターやってまして、あれは3年前でしたかね、タイムライン上に突如として一色進さんに熱を上げている若い女性が現れまして、え、冗談でしょ?と大変に驚いたのですが、どうやら冗談ではなく本気、そんな物好き(笑)なお方が”壊れかけのテープレコーダ…

『オールド・ハイツ・ミュージック』冬支度

今日は夏至だそうですね。なぜだかそんな日に紹介したくなった冬支度。大阪を拠点に活動している安田支度さんと斉藤祢々子さんによる男女フォークデュオです。つい先日、音楽評論家・岡村詩野さんのFMラジオ番組【Imaginary Line】(京都のα-STATION)での音…

「東京一悲しい男」ジャック達

36歳になった今の心境を歌で表すと斉藤哲夫「いつかきっと」なのだけど、なんだか暗い話になりそうなので、能天気な歌にしよう。ジャック達「東京一悲しい男」、これが今一番好きな歌だと言うのは我ながらどうかと思うが、とにかく狂ったように好きな歌であ…

『YELLING』柴山一幸

柴山一幸さんの5枚目のニューアルバム『YELLING』をずっと聴いています。前々作『I'll be there』('13)から前作『君とオンガク』('14)、今作('15)と1年に1枚アルバムリリースという今じゃなかなかありえないハイペースぶり。まさしく破竹の勢いの一幸さん。…

頼りになります大田譲さん

何やら最新のカーネーションのファンクラブ会報が大田譲特集だそうなので、いきなりですが、私も大田さんについて語ってみようかと。今では直枝政広さんと大田譲さんの二人組になったカーネーションですが、バンドと名乗っていても違和感が無いのは、やはり…

「Come And Go」青山陽一

思わず青山陽一続きになりますが、5月20日に青山さんのソロデビュー25周年(!)を記念してのオールタイム・ベスト盤(ベスト盤としては3枚目か)が発売されるとのこと。それに先駆けて新録「Come And Go (2015 Version)」が配信され、そのミュージックビデオも…

「2つの魚影」グランドファーザーズ

ちょうど40年前の今日(1975年4月25日)、シュガー・ベイブ『SONGS』がリリースされたそうです。言わずもがなシュガー・ベイブは山下達郎さんや大貫妙子さんを輩出したバンドとして知られ、唯一のアルバム『SONGS』はその都会的でグルーヴィーなサウンドが後…

「青空」佐藤博

気づいたら、すっかり桜も散っていました。 今週は先週までと打って変わって随分いい天気が続いていますね。 今日なんてちょっと暑いくらいですが、そんな日にこの曲を聴くと気持ち良かったので。ひょっとすると私が知っているシティ・ポップで一番好きな歌…

「The Wall Street Shuffle」10cc

神戸に引っ越してからレコード(アナログ盤ですよ)を買い始めて、かれこれ12年くらいですかね。しょっちゅう三宮~元町辺りのレコ屋を歩きに歩き掘りに掘っております。残念無念ながらアップルやリズムキングスは閉店してしまったけれど、老舗ハックルベリ…

「話しかける」福岡史朗&FRILL

飄々とイカしたロックンロールマン福岡史朗。今年でファン歴何年になるのでしょうか?17、18年?私が高校生の頃、ラジオから流れてきたグリーディ・グリーン「スポットライト」が何だかわからないけど頭から離れなくなって、なけなしの小遣いで1stアルバム『…

「立入禁止」うどん兄弟

うどん屋ライヴの後なので、うどん繋がり(何気に鳥羽修さん繋がりでもある!?)でうどん兄弟。旬のアイドルグループです。2013年にカーネーションをトリビュートしたアルバム『なんできみはぼくよりぼくのことくわしいの?』は勢いのある若手インディーポッ…

「明日、さようなら」ジャック達

2015年、ジャック達の最新ロックアルバム『JOYTIME』より。恐れを知らない17分超えの表題曲「One fairy tale of JOYTIME KINGDOM song」が(ごく一部で)話題であるが、その他の曲もジャック達節(直球と思いきや手元で曲がるクセ球)全開な力作揃いだ。「明…

「春らんまん」ブラウンノーズ

文字通り春らんまんですね。 川沿いの桜を眺めながら、このはっぴいえんど曲のカヴァーを聴いておりました。 どんちゃん騒ぎのような陽気な怪演は独り花見でも酔っぱらいます。 よく見れば、満開の桜並木は何だかサイケデリックであります。「春らんまん」作…

「イカロスの気絶」徳永憲

最近ずーっと聴いている新譜は徳永憲『アンサンブルー』です。とにかく中毒性がハンパなくて、聴いてない時もずーっと頭で鳴ってます。徳永さんの音楽はいつでもそうなのでしょうが、今作はますますヤバイ気がします。そんな徳永憲さんを知ったのは98年の1st…

「運がよければいいことあるさ」堺正章

春になると聴きたくなる曲シリーズ。歌詞に春の季語が出てくるわけではないですが、緩やかに跳ねるリズムが春の街をスキップしてるような気分になります。作曲は筒美京平、元ネタはハニー・コーンの曲らしいですが、全体的な雰囲気はマーヴィン・ゲイの「How…

「砂丘にて」カーネーション

先日帰省する際のちょっとした電車の旅で、久しぶりにこのアルバムを聴いていたら。あ、これはカーネーションの最近の作品の中では最もバラエティに富んでいて、楽しいアルバムだなぁと改めて。2009年の作品で、カーネーションが3人組から2人組になってから…

「わたしの恋はシャボン玉」石田文子

こんな風にヒネくれた人のヒネくれた音楽を聴いていることが多いので、たまには混じりっ気なしの真っ直ぐな歌でも聴きたくなるのですよ。私は79年生まれなので、この石田文子というアイドル?を知る由もありませんが、なんだかやたらに可愛らしいジャケ(で…

「I Knew The Bride (When She Used To Rock And Roll)」Nick Lowe And His Cowboy Outfit

本日3月24日はニック・ロウさんの66回目のお誕生日ということで、おめでとうございます! 記念にこの曲を、彼オリジナルの超ミラクルスーパーゴキゲンなロックンロールナンバーで。昨年の6月1日、烏丸御池の地下街で京都レコード祭りというレコードCDフェア…

「Farewell Again (Another Dawn)」Kevin Ayers

1975年のアルバム『Sweet Deceiver』の最後に収められている曲。 魅惑の低音ボイスといい怪しいエキゾ感といい細野晴臣さんみたいな。 と思ったら、ちょうど『トロピカル・ダンディー』の頃だ。 そう言えば『泰安洋行』にも「"Sayonara", The Japanese Farew…

「Where Did the Spring Go?」The Kinks

キンクスの春の歌、なのか?イギリスのTVドラマの為に作られた曲(レイ・デイヴィス作)のようです。取り立てて名曲でもないのでしょうが、キンクスはなんてことないような曲がまた味わい深いのです。私は1973年にアメリカのみで発売された未発表曲集LP『The…

「春はパラピン紙の向こうに」 いちかたいとしまさ

朝起きたら、久し振りにブログ始めたくなりました。 まぁ話すことと言ってもレコードのことしかないのですが。 のんべんだらりんと喋りますので、暇つぶしにどうぞ。 まずはこの歌で始めましょうか。春なので。 今私が聴いているのは、いちかたいとしまささ…